記事を書いた人 : 羅臼海産
社長の吉田(久)です。
今週の一言書かせて頂きます。
当社は昭和40年に設立致しまして、お蔭様で創業52年を経過致しました。
設立当時は昭和37年から「いか」の豊漁が続いていた事もあって「いか」の冷凍加工のため昭和43年に凍結庫、冷蔵庫を建設致しました。
「いか」はおよそ10年から20年の周期で漁・不漁があると言われており、その度に当社含め業界は一喜一憂していた事を思い出します。その後、「いか」の冷凍と並行して「秋鮭」の豊漁で「秋鮭」の加工と「いくら」の製造を手掛ける事となり、特に当時「秋鮭」の豊漁で現在の価格より安かった事もあり、大衆食材として「醤油いくら」の開発に力を入れ、工夫を重ね、試行錯誤2年余りの結果、現在の味にたどりつきました。
お蔭様で「醤油いくら」は好評を得ておりますが、この数年「秋鮭」の漁獲不振で浜値はもとより、「いくら」の価格は不本意ながら高値で推移しております事を大変心配しております。同時に「いか」の回復も願う昨今です。
記事を書いた人 : 羅臼海産
「専務の渡辺(岳)です。初めて投稿をさせていただきます。」
知床半島は北海道東部のオホーツク海に長い突き出た半島です。知床という地名はアイヌ語〝シリーエトク″(突き出た所)由来します。半島の背には、羅臼岳(1、661m)を筆頭に知床連山の山々が連なった東側に羅臼町があります。羅臼から望む根室海峡の向こう岸、最短距離25kmの位置には、北方領土の国後島があります。根室海峡の羅臼沖は急激に水深1、000m以上と言われています。渓谷のような地形で海底から浅瀬から深海まで多種の魚が育む最高の漁場となっています。知床世界自然遺産は海洋を含むエリアの自然遺産登録は日本で初めての場所です。羅臼の『厳寒な気候』と「前浜の深い海」は魚介にとって最適な環境を生み出しています。これが羅臼産の魚が肉厚で最高に脂が乗って美味しいと言われる理由です。
当社は羅臼で半世紀以上にわたって水産加工に携わってまいりました。強みは「羅臼の海の恵みを知り尽くしている」ことです。羅臼の海ならではの「本物の味」を大切に「魚介類を厳選」し、「素材そのものの美味しさを引き出す独自の製法」で、一つ一つ丁寧に水産加工品を作っております。実はこう言う話は子供達にもわかりやすく説明しているんですよ!未来に向けて子供達に羅臼の素晴らしさや技術・製法を伝えて行って欲しいと言う気持ちで教えております。
記事を書いた人 : 羅臼海産
社長の吉田です。
初めての投稿にあたり改めて会社の理念について記したいと思います。
当社を設立して半世紀が過ぎ、今年で52年目を迎えますが平成14年から4代目として経営を任されております。
消費者のニーズも日進月歩、時代と共に変化しております。
しかし、時代が変わっても当社設立以来一貫して変わらないのは、取引先や消費者に対して信頼される製品を提供することに意を注いで来ましたし、今もその理念を守り続けるべく常に努力しております。
今、水産業界は厳しい状況にはありますがそんな時だからこそ手を緩めず取引先や消費者の信頼に応える製品作りに社の理念を貫いて参りたいと思っております。
「良品は一朝一夕にしてならず、量より質を心掛け常に消費者の笑顔を思い浮かべながら製品作りに汗することを喜びとしたい」
それが羅臼海産の理念とするところです。
特に鮮度保持(魚を処理するまでの間チルド室に保管)
魚の洗い(血合いの除去)
魚の選別(等級を厳格に)
製品の量目(目切れのないよう入れ目を厳格に)
このような製品作りを心掛けております。
記事を書いた人 : 羅臼海産